INTERVIEW
04
生産設備の
コントロールや
トラブルシューティングを通して
製品の安定供給を
維持する
PROFILE
生産本部 本社工場 シート製造部 押出一課
2019年入社
長谷 亮介Nagatani Ryosuke
仕事も趣味もコツコツ地道に頑張るタイプ。趣味はイラストを描くこと。描いた作品はSNSに投稿している。何事もきちんと目標を立て、そのためには何が必要かを調べ、実行することが大切だと考えており、SNSも目標(フォロワー数)を設定して取り組んでいる。
SCHEDULE
一日の流れ
08:00
出社
08:10
メールチェック、生産設備の稼働状況の確認
09:00
シート押出機の立ち上げ
11:00
稼働状況の記録
12:00
昼休憩
13:00
原料メーカーとの打合せ
14:00
開発中の新シートの成形テスト
16:00
テスト結果の分析・評価
17:30
退社
モノづくりの最前線で
生産体制の維持・改善に携わる
当社に興味を持ったのは、有機材料の一つであるプラスチックを扱っている会社だったから。学生時代に弁当や惣菜をよく購入していたので、食品容器には馴染みがありましたし、モノづくりに携わりたいという思いもあって、入社を決めました。
入社後は押出1課に配属され、まずは機械オペレーターとして、原料の投入や生産品の切り替え、機械メンテナンスなどを担当。入社4年目の夏頃から、オペレータ業務を離れ、現在は新製品の開発テストの押出工程の計画〜実施や、原料に関する商社との打合せ、製品企画部や品質管理部、経営企画室など他部門との調整業務に携わっています。他にも、生産計画に応じた設備の調整や改良など業務も担当しています。
新製品の開発テストは
新しい発見と学びの連続
新素材の開発テストとは、市場のニーズに応える新素材を検討し、トライ&エラーを繰り返しながら新製品開発の道筋を作ること。
まずは原料の配合を考え、それぞれの原料が正しく計量できるよう設備を整え、オペレーターに指示を出します。テストはテスト機だけでなく、稼働している生産ラインで行う場合もあるため、スケジュールを決めて計画通りに行わなければなりません。結果の評価は、シート製造の工程だけでは判断できないケースもあり、その場合は次工程の成型課に評価を依頼します。どんなテストでもそうしたプロセスを何度も繰り返します。
どの原料を組み合わせるか、それらの原料をどう配合するかによって、成形したシートの挙動が変わり、その違いを発見するのもテストから得られる学びの一つ。テストでの学びが次回テストの改良案や既存品の品質改良のヒントになることもよくあります。たとえば、当社は発泡ポリプロピレンや低発泡ポリスチレンなど、発泡素材を使ったシートを数多く生産していますが、さまざまなテストを通して、シートに含まれる気泡の質が食品容器の質に影響することがわかったので、現在はその発見をもとに原料を調整するなどの工夫をしています。
機械に関する知識が浅く、
慣れるまでは苦戦の日々
仕事を始めて一番驚いたのは、原料タンクとパイプを繋ぎ変えるなど、機械を扱う作業が多かったこと。学生時代は機械に触れることがあまり多くなかったため、最初は慣れない作業に苦戦しました。
先輩に教えてもらいながら作業を覚え、機械の構造や、それがどう動いているのかが徐々にわかってくると、馴染みが持てるようになりました。生産現場は穏やかな人が多く、上司や先輩との距離も想像していたより近かったので、相談もしやすく助かっています。
トラブルシューティングに役立つのは
豊富な知識と行動力
これまで仕事をしてきた中で一番印象に残っているのは、ある機械が止まってしまったとき、原因を素早く突き止め、復旧方法を見出した頼もしい先輩の姿。
計画通りに生産を終わらせることは絶対ですから、たとえば、早期の復旧が困難だと判断すれば、他部署と連携を取りながら、生産予定を調整するなど、全体の生産に支障がないプランを即座に組み直します。知識の量はもちろんですが、部署の垣根を超えた対応力や行動力、視野の広さも見習っていきたいと思いました。
なりたい自分
どんなトラブルが起こっても
先頭に立てる人材に
私自身、まだまだ知識が足りず、突発的な出来事に対しては先輩に主導してもらうことも多いので、知識やスキルを磨き、自分がメインで対応できるようになることが今の私の目標。その目標を達成するにはそれぞれの機械についてもっとよく知る必要があり、機械を知るためには実際に動かすことが大切ですから、これからは、機械を動かすオペレーター業務にも積極的に関わっていこうと思っています。関連部署や仕入先との打合せももっとスムーズに進めたいので、過去の生産データを見て、それぞれの製品の年間生産量や原料の消費量などもしっかり把握しておくつもりです。
オフショット
最近はキャンプに行くことが多いです。気持ちの良い外の空気や、自分だけの基地を作ってそこで過ごす楽しさもキャンプにハマった理由の一つ。お気に入りは、因島大橋記念公園内にある大浜崎キャンプ場。海と山を望む美しいロケーションが魅力のキャンプ場です。
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