INTERVIEW

09

研究試作
繰り返し、

新素材開発
挑戦する

PROFILE

生産本部 研究室
2021年入社

村田 隆司Murata Takashi

何事も集中して取り組むタイプ。資格取得に向けた勉強も、時間ではなく「今日はここまでやる」と量から決めて取り組んでいる。

SCHEDULE

  • 08:00

    出社

  • 08:10

    メールチェック

  • 09:00

    他部署からの分析依頼に対応

  • 11:00

    検証準備

  • 12:30

    昼休憩

  • 13:30

    新素材の研究・検証

  • 16:00

    事務処理

  • 17:00

    退社

EPISODE 01

新素材の開発や
市場の食品容器分析に従事

学生時代に学んだ生物由来の高分子の知識を生かして、人々の生活を支える仕事がしたいと思っていました。

企業研究を進めるなかで、誰もが使用したことがあり、生活に身近なプラスチック食品容器を扱う当社を見つけました。近年、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックが注目を浴びており、食品容器メーカーであれば私の知識を役立てることができると思い、入社を決めました。

現在は生産本部の研究室に所属し、新素材の開発や市場の食品容器の分析などを行っています。新素材の開発は、素材に関する展示会などで情報を集め、実際に購入し試作します。食品容器の分析は、研究室にあるさまざまな測定機器を使用して評価を行います。

EPISODE 02

研究に伴う試作も
自らの手で行う

当社の研究室は、プラスチックについての分析や新素材の研究に加えて、研究室内にあるテスト機を使って、食品容器のもととなるシート原反を原料から試作することも多いです。

学生時代から機械を使って何かを作る経験がなかったので、製造プロセスを一から勉強することで全体像がしっかりと掴めましたし、製造にはさまざまな工夫が必要であるということを改めて認識しました。

機械の操作に関しては、上司に勧められた本を読んだり、実際に機械を動かしたりしながら少しずつ学んでいるところ。今は資格取得をめざして、毎日勉強も続けています。

EPISODE 03

試行錯誤しながら問題を
解決できたときの喜びは格別

分析業務では、販売する食品容器の物性が何らかの原因で悪くなったり、異物が見つかったりなど、製造段階で発生するさまざまな問題の解決を担当することがあります。

満足のいくデータがすぐに得られるケースは稀で、社内で試行錯誤し、時には外部企業にも協力してもらいながら、さまざまな手段を模索します。時間がかかることもありますが、問題を無事解決できたときの喜びは格別ですし、やりがいを感じます。

EPISODE 04

どんな質問にも応えられるよう
普段から情報と知識を蓄える

他部署と連携して新素材の開発を進めていたとき、物性評価に関して部署間で意見が食い違ったことがありました。そうした場合、可能であれば改良点を探して対処するのですが、改良しても互いの判断が異なる結果となり、最終的には別の素材を採用することになりました。

そのときに感じたことが、互いに主張が異なるなかで、双方が納得できる着地点を見つける難しさと、相手の視点で物事を考える重要性です。

開発はその後、順調に進んでおり、貴重な経験になりました。研究室は、日々多くの質問が寄せられます。そのため、どんな質問にも的確に答えられるよう、情報収集や勉強を怠らず、知識を蓄えておくことが大切です。

CHALLENGE

なりたい自分

生活者にも環境にも
配慮した製品を考え続ける

まずは、知識と経験を積み重ね、さまざまな質問や提案に的確に応えられるようになりたいと思っています。また、当社が取り扱っているのは食品容器という身近なもので、改善のきっかけも何気ない日々の生活に隠れていることがあります。例えば、「コンビニでお弁当を温めた後、スタッフが商品を熱そうに持っている」「分別が難しい」などです。そうしたところからもヒントを得て、生活者にも環境にも配慮した製品を考え続けていきます。

DAY OFF

オフショット

長期休みには旅行をして、観光スポットを見学したり、名物グルメを食べ歩きしたりしています。どんな食べ物も食品容器に入っているので、素材や形状を気にして見てしまいます。一種の職業病です。